のづた動物病院健康診断フェア 夏期・冬期、または冬期・夏期の年2回の連続検診を受けていただくと、 年数を重ねるごとにグレードアップする特典をプレゼント致します。 グレードアップ特典! 1年目:3000円の割引券 2年目:4000円の割引券 3年目以降:5000円の割引券 ※連続検診を受けられた方限定の特典です。 ※カード紛失の場合、再発行は致しかねます。 ※健康診断フェアの割引券の併用はできません。
わんちゃん、ねこちゃんの健康状態を知る上で、健康診断は欠かせないものです。 元気にいてくれるために、定期的な健康診断をおすすめします。 ここでは、健康診断の内容について説明いたします。 ●身体検査 体重測定・視診・触診・聴診で体格や体表の異常や、心音のチェックを行います。 さらに問診にて、普段の生活で飼い主さんが気付いていることなど、 今までとは違う変化がないかを確認します。 ●血液検査 採血した血液を院内の検査機器を使用し、その場で結果を知ることができます。 検査結果から現在の状態や、病気の予兆などを知ることができます。 赤血球数 赤血球の数を調べることにより貧血の度合いや脱水、また病的に赤血球が増えていないかを確認します。 低値:貧血など 高値:脱水、真性赤血球増加、二次性赤血球増加など 白血球数 感染症や炎症が体内で起きることで数値の変動がおこります。 白血球は好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球の5種類に分類されます。 低値:重度な感染、飢餓、ストレスなど 高値:感染、炎症、興奮、ストレスなど 血小板数 血液中に含まれていて、絆創膏のような役割を担っています。 出血部に関しては血小板が血を止め、かさぶたを作ってくれますが、 血管が細かったり血液の流れが悪くなってしまったりする病気等により 血管内に血栓ができてしまう可能性があります。 低値:慢性出血、自己免疫疾患、播種性血管内凝固症候群(DIC)、血栓など 高値:急性出血、血小板再生反応など 【腎数値】 BUN 尿素窒素と呼ばれ、たんぱく質を代謝した後の代謝産物です。 本来であれば血中から腎臓を通過し、尿として排泄していきます。 しかし腎臓の機能が著しく低下していくことで腎臓での濾過ができず 血液中に溜まってしまうことがあり、これらが溜まることにより 倦怠感や食欲不振が起こることがあります。 低値:肝機能障害、飢餓など 高値:著しい腎機能低下、脱水、食後、消化管内出血など CRE クレアチニンと呼ばれ筋肉を動かした後の代謝産物です。 本来であれば血中から腎臓を通過し、尿として排泄していきます。 しかし腎臓の機能が著しく低下していくことで腎臓での濾過ができず 血液中に溜まってしまうことがあり、これらが溜まることにより 倦怠感や食欲不振が起こることがあります。 低値:加齢、著しい筋肉の減少 高値:著しい腎機能の低下、筋肉量の増加など SDMA 対称性ジメチルアルギニンと呼ばれる腎臓から排泄される細胞の代謝産物です。 腎臓への慢性的な負担や急性的な腎臓への障害により数値が変動します。 高値:慢性腎臓病、急性腎不全など 【肝数値】 ALT アラニンアミノトランスフェラーゼと呼ばれる肝臓に多く含まれている酵素です。 主に肝臓に障害を受けた場合に放出されますが、肝臓が本来の役割を担ううえでも放出されるため、 数値の変動を見ていく必要があります。 高値:肝障害など ALP アルカリフォスファターゼと呼ばれる主に肝臓や骨に含まれている酵素です。 胆のうの疾患や骨の成長、ステロイドの影響、腫瘍などにより数値が変動します。 高値:肝疾患、胆のう疾患、クッシング症候群、成長期など GGT ガンマグルタミルトランスペプチダーゼと呼ばれる胆道系疾患で主に上昇する酵素です。 高値:胆のう疾患、胆汁うっ滞、肝障害、ステロイドの影響など TBil ビリルビンの総量を表しています。 ビリルビンとは赤血球中のヘモグロビンの代謝産物です。 ビリルビンが体内に蓄積すると黄疸が起こってしまいます。 高値:溶血、肝障害、胆のう疾患、胆汁うっ滞、など 消化酵素 AMY アミラーゼと呼ばれる消化酵素で、人と違い犬の場合唾液腺中にも存在しますが、主にすい臓から分泌されます。 低値:膵外分泌不全など 高値:膵炎、食後など LIPA リパーゼと呼ばれる消化酵素で、主にすい臓から分泌されます。 低値:膵外分泌不全 高値:膵炎、食後など 栄養状態 TP 血液中のたんぱく質の総量を表しています。 栄養状態や肝臓や腎臓の機能、免疫機能の指標となります。 Alb 血中に多く含まれるたんぱく質で、血管内から液体が漏れるのを防ぎ、 物質の運搬や様々なものと結合し、中和や活性化を行う物質です。 低値:肝疾患、腎疾患、腸のトラブル、出血、腹水など 高値:脱水など Glb 血中に多く含まれるたんぱく質で、主に免疫機能に関与しています。 低値:免疫不全、幼若など 高値:脱水、感染、腫瘍など Glu 血糖値を表し、食事の影響を受けます。 低値:低血糖など 高値:高血糖、ストレス、ステロイドの影響など TCho 主要脂質成分であるコレステロールの血中量を表しています。 低値:肝機能不全、腸疾患など 高値:胆のう疾患、肝臓疾患、腎臓病、糖尿病、甲状腺機能低下症など ミネラルのバランス P リンの血中濃度を表しています。血中濃度が高くなると血液を溶かしてしまい、 貧血が起こってしまいます。 高値:食事や副甲状腺疾患、腎臓病など Ca カルシウムの血中濃度を表しています。カルシウムは骨代謝や筋肉の収縮、 血液凝固に関与します。 高値:腎臓疾患、副甲状腺疾患、腫瘍など 電解質 Na(ナトリウム)、K(カリウム)、Cl(クロール)は電解質と呼ばれ、 細胞の浸透圧調節や酸塩基平衡、神経伝達などで重要な役割をします。 多くの病態で数値の変動が起こりますが、特に腎疾患や内分泌異常、脱水や下痢嘔吐などで数値が変動します。 特にK(カリウム)は乱高下によって心不全を引き起こしてしまいます。 T4 代謝をつかさどる甲状腺ホルモンの総量を表しています。 低値:甲状腺機能低下症、ユーサイロイドシックなど 高値:甲状腺機能亢進症など ●超音波検査 血液検査の数値で出てこないような形態の異常や腫瘍などを発見できます。 腹部エコー検査 腹腔内臓器の画像検査を行います。 心臓エコー検査 心臓のエコー検査により先天的な異常や年を重ねるにつれて現れてくる異常を確認できます。 ●レントゲン検査 数値で出てこないような形態の異常や骨、肺の異常を発見できます。 胸部レントゲン検査 胸腔内臓器の大きさや肺の腫瘍性変化、異常などを確認します。 腹部レントゲン検査 腹腔内臓器の位置の異常や腰部、尾部の椎骨の異常などを確認します。
●血液検査 フィラリア検査 健康診断といっしょに追加で検査することができます。 NT-proBNP (心臓病のリスク検査) 心臓に負荷がかかると放出されるホルモンでエコー検査やレントゲン検査と違い 心臓への負担を数値としてみることができます。 CRP、SAA (炎症マーカー) 慢性的な消化器疾患や腫瘍などで数値が上がる炎症マーカーです。 体のどこかに負担がかかっていないかを数値として確認できます。 ●その他 血圧測定 血流の流れに異常が出るときに上下します。 心臓病、腎臓病、ホルモン異常、腫瘍など、様々な病気により血圧が変動します。 便検査 寄生虫や細菌、その他腸内の異常を評価します。 尿検査 尿中の細菌や結石などの異常を評価します。 尿UPC検査 腎臓、泌尿器の負担を調べる検査です。