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泌尿・生殖器科

膀胱結石

膀胱結石はわんちゃんやねこちゃんでよくみられる泌尿器疾患の一つです。
尿に含まれるミネラル成分が、なんらかの原因で結石化し膀胱粘膜を傷付けたり、 その膀胱結石が尿道に詰まる事で症状が出ます。
結石ができる原因としては動物の体質、飲水量が低下することによる尿の濃縮、 細菌性膀胱炎などの尿路感染症、食事、血管異常や代謝異常などがあります。
【症状】
・尿に血が混ざる
・トイレに行く回数が増える
・頻繁にトイレに行くが尿が出てない
・排尿時に痛がって鳴く
  などがあります。
またおしっこが出来ない時間が続くと食欲が落ちたり、ぐったりすることがあります。
【検査】
・尿検査
・超音波検査
・レントゲン検査
【治療】
食事療法、内科療法、外科療法があります。
結石は含まれる成分によっていくつかの種類があり、 ストルバイト結石、シュウ酸カルシウム結石と呼ばれるものが多いです。
結石の種類、数、大きさにより治療方法が異なります。
膀胱結石は再発する事の多い疾患ですので、 普段から、新鮮なお水(ミネラルウォーターは駄目です)を飲める様にすることや、尿を我慢させない。
食事を気をつける事が大切となります。
特に夏や冬は結石になる子が多いので気をつけて下さい。
いつもと違う異変に気づいたら、早めのご来院をお勧めします。

子宮蓄膿症

子宮蓄膿(ちくのう)症は、細菌感染により子宮内に膿が溜まってしまう病気です。
わんちゃんでは発情終了後~3ヶ月で起こりやすいです。
特に出産経験がない高齢の子で起こりやすい病気ですが若い子でも発症することがあります。
ねこちゃんも、わんちゃんほど発症率は多くはないですが起こることのある病気です。
溜まった膿が陰部から排出される開放性子宮蓄膿症と、排出されない閉鎖性子宮蓄膿症があります。
【症状】
・急によくお水を飲むようになった
・オシッコの量が多い
・元気がない
・吐く
・食欲がない。
・陰部から膿が出てる
・お腹が腫れている
【検査】
・血液検査
・レントゲン検査
・超音波検査
子宮蓄膿症の診断は、血液検査での値と レントゲンや超音波診断装置による画像診断により確認し判断します。
【治療】
ほとんどの場合、手術で卵巣・子宮を摘出する外科治療をすることが多いです。
その子の状態によってはホルモン剤や抗生剤などの内科治療をすることもあります。
その子の状態、検査結果を踏まえて、治療方法を相談します。
子宮蓄膿症は発見が遅れると命に関わるような病気です。
今までとても元気だったのに、突然ぐったりしたり食欲がなくなったりと進行が速いこともあります。
気になる症状がございましたらお早めにご相談いただければと思います。
また子宮蓄膿症は予防出来る病気の1つなので避妊手術を是非ご検討下さい。

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